しかし、渋谷区民は、候補者の名前を書いて1票を入れますね。年に4回の定例会なら、必ず、質問することはありますし、様々な議案や請願に、自分の意見を、自分が紡ぎだした言葉で、みなさんに説明する責任があると思います。それも大きな議員の仕事だと思い、回数を重ねてきました。

笹本は、4年間で、一般質問15回・討論20本行いました。これは、区議メンバーの中で一番多い数です。ただし、議員の言葉は、回数ではありませんね。時間も関係しますし、そもそも内容が重要です。

それでも、黙っちゃいられないというものがあれば、質問や討論を、考えてきました。会派ごとの質問や討論では、会派は同じ意見という意味では、1人しか、登壇できません。

平成24年3月2日の一般質問予定原稿です。

共通認識、情報を共有しよう

 

1 教育について(区長)

東日本大震災では、防災教育が低年齢のうちから、繰り返し行われることが有効であったといわれます。「最初に逃げる人になる」ということを怖がるなということです。先般の防災講演会でも、地震の前の小さな音や振動に対し「様子を見てはならない」と言われました。大きな地震の初期微動が2秒でも10秒でも周りを見回し、安全な態勢をとるなど「瞬時に反応する」ことは、低年齢からの訓練が有効であります。

 

ある小学校では、1年生から消防団が協力をしながらプログラムを考え、6年間で防災・応急訓練を実施し、6年生には修了証を渡しているそうです。思春期を取り巻く心と体の変化を学ぶ機会は、医学知識をベースにした方が有効であることは論を待たないと思います。例えば、妊婦の喫煙・飲酒は平成21年度には5%前後であったものを26年度には、なくすことが国の成果目標として挙げられております。喫煙開始の低年齢化は進んでおり、お隣の区の調査ですが、小学生から喫煙を始め20歳には依存症の改善は難しく禁煙外来による治療が必要ということでした。

 

一本の煙草を口にすることで、肺がどうなるのか。反抗期の前に写真を見せることは自分の体を考える意識を作ります。

お母さんが煙草を吸うと、おなかの中の赤ちゃんとの命綱である血液の流れが一瞬止まる映像を見ることができるようになりました。放射能が年間1ミリシーベルトとは、人間の60兆個の細胞すべてを1回傷つけることの意味を、横断的に丁寧に、知らせていくことが必要だと考えます。

防災、思春期保健、放射能、特にこの三つは、生涯教育をその言葉のまま、一生を通して学ぶ、そして共通認識を持つことが教育と考えます。区長のご所見を伺います。また、防災教育や放射能教育は低年齢に向けて注力することがあればお聞かせください。

 

2 人事について(区長)

1月30日に厚労省の「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」からワーキンググループ報告が出され、6つの行為類型が明記されました。

具体的な行為として、

1 精神的な攻撃(脅迫・暴言等)

2 人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)

3 過大な要求

4 過小な要求(業務上の合理性がなく能力や経験とかけ離れた程度の低 い仕事を命じることや与えないこと)

予防として、職場のパワハラはなくすべきという方針を明確に打ち出し

解決するためには、再発を防止することが報告されました。

 

パワハラは、「業務上の指導」との線引きが難しいなどの理由が、その対策を遅らせてきたといえます。

まず、足元の区役所内でのパワーハラスメントについてどのような対策をしているのかお教えください。

 

(2)HPでは、21年度の病気休暇176人、分限処分で心身の故障による休職が99人。同じく22年度は146人で、休職37人です。

これまでの休職事例数について、直近の5年間で部署、人数、多い年度をお教

えください。

 

(3)また、具体的にはこんな行為もパワハラになります。

他の職員の前で、または、一人を呼び出して必要以上に怒鳴る

責任を押し付ける

ねちねち嫌味をいう

合理的でない異動や転勤を強要する

不法行為を強要する

孤立させる

 

大切なのは、職場の共に働く仲間としての視線です。

パワハラとは、相手の尊厳を認めないという加害者自身の人格の欠陥によるもので、加害者は自分が犯している罪に気づかないものです。

庁外や他人の視線が少ない部署に行けば、自覚のないことで、当人の行為はエスカレートしてしまうであろうことは容易に想像できます。そして、任用や、配置の責任は、トップにあります。

熊本市では、コンプライアンス担当監を置き徹底調査をするようですが、

区役所内でのパワハラの現状把握についてお答え下さい。

 

 

職員採用案内の職員アンケートに先輩職員からこんなアドバイスも載っています。「渋谷区職員として必要な資質とは?」という問いに、

「叱られても、罵られても、へこたれない心」

「長持ちする笑顔」

前向きに毎日を送る職員に頼ってはなりません。

抜本的な対策を求めます。

 

 

 

3 福祉について(区長)

(1)ケアハウスの現状を一部ですがお伝えし、皆さんのご判断を仰ぎたいと思います。入居者の身体能力が落ちて実態は当初の入所基準から離れています。高齢者の楽しみは、「食事」と「入浴」です。

2年以上訴えられていた食事の改善要望は、次のことです。

一日の塩分が9g以上を6gに減らしてほしい、袋物といわれる業務用出来あい品の多用を減らし、カット野菜や食材の使い回し、大きすぎる漬物の切り方、味噌汁の具が「ふ」が多い事を改善して欲しい。

「入浴」は、複数の風呂場での事故があってから、21時までだった入浴時間が19:30になっている。18時からの食事で、30分の食事をとっても、入浴時間は1時間しかない、約70人の内、女性が7:1で多いのに、洗い場が5つしかない。19:30になったのは、職員が19:45に帰るからということでした。

あえて一方的な声をお伝えしますのは、これらの事を2年以上訴えていたにも関わらず改善されないからであります。細かなことだけに、やれることはあったはずです。

できるだけ外に出て社会との接触や習い事をするなど活動的な日々を送ることが、自立を支えます。

今回指定管理者が変わることを契機に、十分な検討を望みます。

 

そして、説明会で新しい指定管理者に向けられた声もお伝えしなくてはなりません。

「運営なさっている老人ホームに紹介してもらうことができるのか?」

要介護度が高くなれば、ここから出て行かなくてはならないと、不安を持っておられるのです。特養に待機者が多い現状では、行き場がないと。

館内には、以前であれば、悪化したためにここを出て行ったレベルの健康状態の人が増えている。区内最高の施設である、ケアハウスの姿です。

高齢化施設か特養化か?ケアハウスの今後の対応についてお聞かせ下さい。

 

(2)現在まで約2億円がかかっている、福祉管理システムGPRIMEには、今後もどれくらいの費用がかかると見ておられるのかお答えください。

 

4 子育て環境について(区長)

(1)子育てに必要な環境とは何か。今、改めて問われていると思います。

平成23年7月の社会保障審議会の専門委員会では、子ども虐待による死亡事例等の検証結果が発表されました。6次報告では128人、7次報告では88人と把握されている人数は減ったものの、0歳児が40%を占めています。また、第1次から第7次の調査期間内に、虐待死した0日・0か月児は77人であり、日齢0日児が67人でした。生まれた日か、翌日に亡くなったのです。

虐待といえば、小児科医が発見する機会が多いと思われますが、0日だと、この場合頼りになるのは産婦人科医のネットワークであります。「この妊婦は危ない」と判る医師がいる。その情報をつなぐことは、命をつなぐことになります。

区内の放射能に関する寄せられる情報にも変化が表れています。

ある園では、放射能対策に熱心な保護者に、その施設のトップが発した言葉で、保護者が体調を崩し子どもは園を長期間休んでいる。

ある学校では、新年度のPTAの役員交代に際し、新任の保護者に放射能のことには関わらないようにという発言があったそうです。

 

今までの政策に欠けている視点があったのではありませんか?

私たちは、警告を真摯に受け止めようではありませんか。

東洋大学の根本祐二教授は著書『朽ちるインフラ』で、2014年には、東京オリンピック頃に、学校や道路など、当時整備された社会資本が今一斉に更新投資の時期を迎えており再生するためには国交省所管の施設で330兆円、今後50年間で毎年8.1兆円と試算されました。

いくつかの自治体では、保有する全施設の床面積、築年数、耐震性を調査し対策を取ろうとしています。そこで必要なのは、長期計画です。今後10年が、少子高齢化のスピードが最も速くなり、税収減と社会保障費の増加により、財政が圧迫されるので、この10年が正念場と言われます。

今、舵取りを間違えば、今の子ども達が大人になる時、現在の生活水準すら維持できません。

渋谷区でも今後50年に保有するインフラがどうなるのか、試算してその情報を公開すべきです。すべての人が知恵を出し合って、めざす「子育て環境」とは、何に軸を置くべきかを考える時だと思います。

区長のご所見をお聞かせください。

 

食の放射能対策には、「危険な食品の排除」と「安全な食品の提供」の両

方が必要と考えますが、その対策をお教えください。

 

 

ある企業の役員の言葉が報告書に付いています。

「すべての社員が家に帰れば自慢の娘であり、息子であり、尊敬されるべきお父さんであり、お母さんだ。そんな人たちをハラスメントなんかでうつに至らしめたりくるしめたりしていいわけがないだろう。」

 

繰り返しますが、明記された今、今後のパワハラの責任は、トップにあります。抜本的な対策を求めます。

 

 

最後に、一言申し上げます。

TVでは、3・11を前に繰り返し映像が流れます。

3歳以下の子どもは、過去と現在の区別がつきません。

余震に怯える日々をフラッシュバックさせないため、皆様には、

特に小さな子どもには映像を見せないというご配慮をお願いし、質問を終わります。

 

以 上

渋谷区議会議員候補者 笹本由紀子
笹本由紀子公式ブログ
渋谷区議会議員候補者 笹本由紀子
笹本由紀子twitter
渋谷区議会議員候補者 笹本由紀子
笹本由紀子mixi
渋谷区議会議員候補者 笹本由紀子
 納税者保護誓約書に    署名しました!
渋谷区議会議員候補者 笹本由紀子
自治体議会改革フォーラムの渋谷区唯一のメンバーです!
渋谷区議会議員候補者 笹本由紀子
    渋谷区議会
渋谷区議会議員候補者 笹本由紀子
   渋谷区公式サイト